スマホが変えるファッション

水曜日更新 仕事とほぼ無関係。院長のつぶやき。

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2017.5.24

先日のことである。クロゼットから古いジーンズとウエスタンシャツを見つけた。

昨今ジーンズは不人気である。パンツが多種多様化し,あえてジーンズを選択する意味が薄れ,知らぬ間にクローゼットの肥やしと成り下がっていた。ところで注意だが,我々より上の世代ではパンツといえば下着で,その上に履くものをズボンと呼ぶのが普通なので,おじいちゃんに「パンツを買って」とおねだりするときには注意しなければならない。グンゼのパンツでは心は踊らないからだ。

若い頃はパンツは基本的に二種類しかなかった。ジーンズとズボンである。ズボンとは背広や学生服とセットになっているあれである。ジーンズはカラー物もあったが,基本的にインディゴのブルージーンズである。あの時代の青春ドラマやフォークソングシーンはブルージーンズなしには語れない。

以降フォーマル・カジュアル両刀使いのチノパンなるものが割り込んでパンツ文化は多様化が進み,結果としてブルージーンズはすでに絶滅寸前の低空飛行といっていい。

久しぶりに程よく色落ちしたジーンズに脚を通してみる。サイズは問題ない。一時体重が増えたが今は20年前とほぼ同じ体重に戻っている。若い頃感じたあの感触が甦る,使い古したジーンズの裏地が素肌に伝える感触は,最近よく履いているカーゴパンツよりもずっと心地が良い。ただしゃがみ込むとやはりちょっと窮屈ではある。

同時にウエスタンシャツに袖を通してみる。これは結構ゴワゴワ感がある。襟のある普段着を着る機会がなくなったせいか襟が邪魔に感じる。

さて,久々にこの格好で出かけようかと身支度を進めてみると,あることに気がついた。

iPhoneを入れるスペースがないのである。

私のiPhoneは老眼対策の大きなサイズなので,ただですら衣服を選ぶのだが,ジーンズにウエスタンシャツというのは全く問題外でどのポケットにも収まらない。残念ながら尻のポケットから大きくはみ出た財布やスマホを良しとする美的感覚は持ち合わせていない。やむを得なくiPhoneを素手に持って出かけることにした。

スマホ文化は衣服の選択にまで影響を与えていることに今更ながら気がつく。衣服にスマホを入れるスペースがあるかどうか,とりわけ日常的に着用する衣服については,その有無は今重要な意味を持つに至っている。確かに最近購入したスポーツウエアやアウトドアウエアの全てにスマホ用の胸ポケットが備えられていて,有無によって利便が全く違う。昨今のアウトドアウエアの隆盛は,スマホの収納が容易である点にも理由を見出すことができる。

若き日を思い出しながらジーンズとウエスタンシャツをしばらく楽しもうかと思っていたが出鼻をくじかれてしまった。両者は家の作業着として再雇用することにした。

これに限らずスマホなしには相当に不便な世の中になってしまったと事あるごとに感じるようになった。残念ながら,逆戻りは難しいだろう。

 

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