なぜ音楽は人の心を動かすのか

なぜ音楽が人の心を動かすことができるのか。考えてみたことはあるでしょうか。

そのためには人類,いや哺乳類の歴史を遡る必要があります。それは人間の声の歴史,つまりは哺乳動物の鳴き声の起源を探ることで明らかになっていきます。

ウキウキ騒ぐ猿山の猿達のみならず,多くの哺乳動物は一定の社会を形成しています。それは集団で活動することが自分たちの生存率を高めるからです。そしてその社会をスムーズに機能させるためには互いに意思・感情を伝達することが必要です。その伝達方法とはボディーランゲージ(身体言語)です。

つまり表情や姿勢とともに,鳴き声は意思や感情の伝達道具として哺乳類に備わったボディーランゲージとしての起源をもちます。それは当然ながら哺乳類であるわれわれ人間にも備わっています。

人間の音声の含まれるボディーランゲージとしての要素,つまり言葉にしなくても自らの意思・感情を表現できる音,泣き声や怒声はそのようなレベルのものです。それが受け取る側の意思・感情を動かすのです。

そして,音楽の起源はまさにそこにあります。

そこにどのようなきっかけがあったのかは分かりませんが,「音」によって意思・感情が動かされることに気付いた人類はそこにルールがあることに気付き始めます。それは周波数だったり倍音構成(音色)だとか和音(ボイシング)だとかコード進行などです。そして中世以降人類はその技術を芸術レベルにまで洗練させ昇華させました。それが音楽です。

いつも何気なく聞いている音楽ですが,その起源や意味するところは結構深いのです。ただしケロケロがボディーランゲージとしてのどの程度の意味を持つかは不明です。(写真は本日,近所の薬屋さんにて)