帯状疱疹ワクチン(2025.7.01更新)

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹とは,小児期に感染した水疱瘡ウイルスが神経の中に潜伏して,主に成人期以降にその神経の領域に一致して帯状あるいは楕円状の発疹(疱疹)の集合を見るという病気です。50歳以上が特に危いと言われています。

高齢者ほど辛い神経痛が長期にわたって続くことが多く,なった人は皆「予防接種があることを知らなかった,こんな状態になると知っていたなら接種を受けていた」と言われます。現在多くの自治体で公費補助が行われています。自治体によって補助額が異なりますので詳細についてはお住まいの自治体にお尋ねください。予約は不要です。

現在帯状疱疹ワクチンには2種類あります。

①乾燥弱毒生水痘ワクチン

  • 発症予防効果は約50%で,神経痛の発症を1/3に抑えることができます。接種料金は8,300円/回,接種回数は1回です。

②不活化ワクチン(シングリックス)

  • 発症予防効果は約90%で,神経痛の発症も10%ほどに抑えることができます。1回の接種料金が22,000円で2〜6ヶ月間隔で合計2回の接種が必要になります。2回接種の合計料金は44,000円になります。